ポルシェは壊れにくい

ポルシェは工業で名高いドイツのメーカーで、近年はSUVやセダンタイプもありますが、スポーツカーがメインのメーカーです。
スポーツカーには故障やトラブルが多いイメージはありますが、ポルシェはドイツのメーカーだけあって信頼性の高さに定評があります。
アメリカのJ.D.パワー社が調査する自動車耐久品質調査によるとレクサスに次いで2位にポルシェがランクインしています。
実際にその車に乗っているユーザーに故障率について聞き取り調査しており、新車購入から3~5年の間に起こったトラブル件数をカウントしたものです。
日本の場合はポルシェの台数が少ないため、公表はされていませんが、輸入車の中でも故障は少ないようで、ポルシェが壊れやすいという話は聞きません。
それがリセールバリューの高さにつながっていると思っていいでしょう。

実際にみられる故障

しかし、ポルシェが故障しにくいといっても機械である以上、不具合や故障は避けられません。

インターミディエイトシャフトの故障

ポルシェの故障でよく見られるのがインターミディエイトシャフトと呼ばれる部分のエンジントラブルです。「インタミ問題」ともいわれています。
ベアリングの耐久力不足ともいわれ、ベアリングの破損でインターミディエイトシャフトが暴走しエンジンブローを起こしてしまいます。
エンジンブローを起こしてしまうと修理できなくなり、エンジン載せ替えが必要です。
過去にポルシェからリコールされました。対象車はポルシェジャパンで販売された2001年5月から製造された996型、2005年2月までに製造された997型です。
もしも、このタイプのポルシェを購入する場合、エンジンの状態や修理歴を確認したほうがいいでしょう。

冷却水漏れ

エンジントラブルで比較的多いのが冷却水漏れです。ガスケットの劣化やラインパイプ、メインパイプからもの漏れによるものが挙げられます。
冷却水が漏れていると冷却水不足の警告灯が点灯し気付くことが多いです。
場合によってはオーバーヒートによってエンジンから白煙がでてしまうことも。また、他のパーツに冷却水がかかってしまいのちに大きなトラブルに発展してしまうため、初期の対処が大切です。

ポルシェが故障してしまったらどこに修理を依頼する?

ポルシェが故障してしまった!となったら二つ方法があります。ディーラーであるポルシェジャパンへ依頼する方法と、ポルシェ専門の修理工場へ依頼する方法です。
新車の場合3年保証がついているので、ポルシェジャパンへ依頼しましょう。
ポルシェ専門の修理工場は、中古の部品を使えるため、ポルシェジャパンに比べて安く修理できます。